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池田鍼灸治療院便り

1986年開業以来、地域の皆様の健康を祈り、清潔で明るく感じの良い治療院を目指しています。 いつまでも健康でいつまでも美しくありたい、心の豊かさがほしい。これこそ、東洋西洋関係なく、全世界人々のテーマです。  皆さんと一緒になって考え、一生一代の人生をエンジョイしましょう。

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漢方の暮らし 第49話 胃腸と脳梗塞、認知症

 胃腸の丈夫な人でも食べすぎ飲みすぎた後や、脂っこい食事が続いたり、冷たいドリンクを摂りすぎた後で疲れて身体がおも怠るく、眠たくなったりすることありませんか?
冷食、生もの、脂っこいものは胃腸の働きを悪くして、実にいろいろな疾患が出てくると考えられているのです。
 胃腸の働きが悪くなると、「気血水」の製造が悪くなって「気虚の原因になり、疲れや集中力の低下などが起こります。
「気のエネルギー」が低下すると、「気血水」の運搬が悪くなり、回りまわって、気の渋滞による「気滞」や血の渋滞による「瘀血」、水の渋滞による「水毒」などが起こります。

 暑くて食欲が衰え、そうめんやお茶漬けで済ませていませんか?
納涼会で冷たいビールを飲みすぎたり、激辛ラーメン店巡りなどをしてませんか?
その生活は、巡り巡っていろいろな不調のもとになるもしれません。

 元気がなくなって集中力がなくなる、イライラして不眠が続く、身体がおも怠い、慢性の頭痛、腰痛、膝に水が溜まって痛む、口臭や体臭がきつくなるなどの症状が出ることあるので要注意です。
 特に注意しなくていけないのは、「気虚」「気滞」「瘀血」、冷えが生活習慣病の原因になり、「脳梗塞」「認知症」がおこりやすくなることです。
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9月 診療のお知らせ

9月 診療のお知らせ

 虫の声に、秋の気配を感じる今日この頃…お元気のことと拝察いたします。
 さて、9月は下記の要綱で診療・休診させて頂きます。

9月8日 (金)          午後のみ臨時休診
9月18日(月) 敬老の日  通常通り診療  
9月22日(金)         臨時休診
9月23日(土) 秋分の日  休診

  
 夏の疲れが出てくる頃ですので、お体にお気をつけてお過ごしください。
 診療に精進してまいりますので、ご厚情たまわりたく、切にお願い申し上げます。 
jj
  

漢方の暮らし 第48話 心の働きは血や水を全身に巡らせる

 「心気」の働きは、そのエネルギーで血流や水を全身に送り出して、身体の隅々まで運ぶことです。
この働きは解剖学的な「心臓」と一緒です。

 臓器や組織、皮膚など全身には約60兆個の細胞があります。
血管は身体中の隅々の抹消まで張り巡らされ、全部つなぐとなんと総延長10万㎞、地球をほぼ2周半廻る距離になります。
そのうち最も大きな割合を占めているのが毛細血管です。

 「心」はその血液や水を載せて走る動力、エンジンに相当します。
非常に長い距離なので、エンジンのパワーが落ちると、60兆個の細胞すべてに血液を滞りなく運ぶ働きに不調が起きます。

 夏の暑さは「心」の血や水を運ぶエネルギーを低下させて、元気ややる気を消失させ、また「瘀血」の原因になります。

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漢方の暮らし 第47話 夏は熱中症と免疫力低下に注意

 夏は湿気と共に、「陽気」が盛んになり温度が最も高くなる季節です。
高温多湿の時期に注意しなくてはならないのは、「熱中症」と元気の消耗です。

 暑い夏は身体の熱を放出するために汗をかき、汗から水分が蒸発することによって身体を冷やそうと働きます。
しかし、暑さによる汗のかきすぎは水分や塩分も一緒に消耗して体の中のミネラルバランスを崩します。
また湿度が高いと汗の蒸発を妨げるので、身体に熱が籠ったままになってしまいます。
 身体に高温になったまま、ミネラルバランスが崩れると、自律神経が乱れ、眩暈や痙攣、頭痛などが起こり、
そのまま手当が遅れると命の危険もあるのです。
 「熱中症」の予防には温度と湿度を調節すること、こまめな水分補給が必要です。

 漢方では「熱中症」と同時に、「気」の不足「気虚」が起こることを心配しています。
暑さによって、汗と一緒に「気」が消耗してしまうのです。

 身体の熱を冷ます食材
  苦瓜、胡瓜、糸瓜、冬瓜、蓮根、トマト、セロリ、西瓜、バナナ、キウイフルーツ、ハッカ、緑豆、豆腐
 茶、菊花、大麦、小麦、蕎麦、蟹、蜆、昆布など
 喉の乾きを止める食材
  トマト、胡瓜、蓮根、西瓜、メロン、桃、レモン、蜜柑、葛など

 口や喉を潤す食材
  ザクロ、杏、葡萄、蜜柑、レモンなど

 皮膚や身体に潤いを与える食材
  豆腐、黒豆、杏、クコの実、白きくらげ、牛乳、蓮根、黒胡麻、牡蠣、鶏肉、豚肉など

 それぞれの症状に合わせて利用することをお勧めします。
ちょい足し漢方には、西瓜、杏、クコの実、白木耳、黒胡麻、牡蠣などをお勧めです。
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漢方の暮らし 第46話 たるみの原因

 下半身だけ太かったり、横から見ると、下腹が出ている方がいます。
 下半身太りや足首が浮腫む原因は、胃腸の働きが悪く、「血」「水」を臓器や組織に運ぶ力が不足している
ことです。
その結果、下半身に水が溜まりやすくなるのです。
 朝夕で1㎏以上体重が上下する方は、胃腸の働きが悪くなり水捌けが悪くなっている場合があります。

 内臓や組織はき「気のエネルギー」で、本来正しい位置に支えられています。
ところが、「気」を作り出す胃腸の働きが低下するとそのエネルギーが弱まり、胃腸が下がってポッコリ腹になったり、目の下や頬がたるんだり、ヒップや乳房が下がってきます。
 胃腸の機能を良くして、「気虚」を改善すれば、ポッコリ腹、目の下や頬のたるみ、ヒップや乳房が下がるなどの症状が改善されます。

 全身の血流を良くするためにも、半身浴や足湯で下半身をしっかり温め、スクワットなどで足腰の筋肉をつけると効果的です。

 夏にとれるもの、南国でとれるもの、例えば胡瓜・茄子・苦瓜・冬瓜・西瓜などは水捌けを良くする食べ物ですが、身体を冷やす効果があるので、調理で工夫してください。
 ちょい足し漢方は黒豆・小豆・金銭草・オオバコ・はと麦などをお勧めします。
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ご案内

プロフィール

池田鍼灸治療院

Author:池田鍼灸治療院
1986年開業以来、地域の皆様の健康を祈り、清潔で明るく感じの良い治療院を目指していますのでお気軽にご来院ください。
当院では、人間も自然の一部とする一元論的存在論を基盤とする東洋医学
身体と心は別々であるという二元論の理性的・合理主義を基盤とする西洋医学
東洋医学と西洋医学の融合点を見出し、患者様を治癒せしめるよう努力してまいります。

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